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縫い方
@糸で縫う場所を決めたら、グルーバーで溝を掘ります。
 これは、縫った糸が皮の面から出っ張って擦り切れて
 しまうのを防ぐために施します。
 やらなくてもいいですが、一手間かけることで仕上が
 りもだいぶきれいになります。

A次に、ルレットで縫い目の間隔を決めます。
 先ほどグルーバーで彫った溝の中を、押し付けるよう
 にルレットを転がしてゆき、印をつけます。
 異なったサイズの刃(?)がセットになっていると思う
 ので使い分けてください。一つ飛ばしに縫ってもかま
 いませんし、工夫次第でかなり色んな間隔で縫えます。

Bその印が消えないうちに、キリで穴を開けます。
 ゴムや、木の板を下に敷いて、一つ一つまっすぐに穴
 を開けていきます。右の図のように空けると、皮が切
 れにくく、丈夫に仕上がります。裏から見ても真直ぐ
 になるように穴を開けるのは、至難の業です。練習あ
 るのみでしょう。

Cいよいよ縫います。
 はじめに縫い返しを作ります。
 2〜3目先に糸を通して、端まで縫い戻り、本縫いです。
 皮の中で、糸の交差が同じ方向になるように縫います。
 これには、先に穴に通した糸の方を、横に引っ張りな
 がら次の糸を通すとうまくいきます。
 また、よりきれいに見せるためには、糸を引き絞る力
 も均一にする必要があります。あまり、強く引きすぎ
 ても、しわができてしまい、うまくいきません。

D縫い終わりの仕方です。
 終わりまで縫ったら、最初と同じように、2〜3目ほど
 縫い戻します。
 そしたら、糸を2本とも皮の裏側に持ってきましょう。

 ところで、貴方の使っている糸は化学繊維ですか?
 それとも麻などの自然繊維でしょうか?
 それによって次の作業が変わります。

→化学繊維だ!
 化学繊維を使っている糸は、熱で溶けるので、処理が
 楽です。裏に出ている糸を3mm位残して切ってしまい、
 ライターの火を近づけましょう。すると、糸が熔けて
 きますので、縫い目にぐりっと押し付けて固定します。
 熱くないので、手でできます。火事には、十分に気を
 つけてください。

→自然が一番!
 麻糸などを使っているときは、裏で結んでしまいます。
 できるだけ目立たないように結んでください。

 どうでしょう?うまく縫えましたか?


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糊付けの仕方
@革を切ってから糊付けすると、糊付けした場所のこば
 面(横)が、きれいにそろわない事があります。
 それを避ける方法としては、革を少し余裕を持たせて
 切っておき、糊付けしてから切るというやり方があり
 ます。

A糊付けしたい範囲を、鉛筆などで印しておきます。
 適当に塗ってしまうと、後で剥がれたり、余計な部分
 までくっついてしまったりして、面倒です。

 
B糊を塗りつけますが、糊の種類によってだいぶ塗った
 感じが違います。
 おすすめは右の写真のやつです。染み込み過ぎないの
 で、硬くなりませんし、良くくっつきます。
 小さいへらや、プラスチックのかけら等で少しづつ、
 のばす様に塗っていってください。
 ぼたっと乗せると、染み込みすぎるので、あまり革の
 色が変わらない程度に塗ります。

拡大  
Cあとは、ゴムのとんかちでたたくか、何か適当な道具
 を使いしっかりと圧着します。
 クランプなどで押さえてもいいです。その場合は革に
 跡がつかないように、工夫してください。
 説明書きを読んで、完全硬化時間まで決して動かさな
 いようにしましょう。


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